独身の兄弟の相続手続 240723
最近、立て続けに兄弟の方の相続絡みの相談を受けます。
亡くなった方に子供などの家族が居ないと、その両親や兄弟が当事者になります。
独身の兄弟が亡くなった場合には、相続に必要な書類、戸籍や印鑑証明書、分割協議書などが、家族についての相続手続に比べて、桁違いに多くなり、解決にかかる時間や費用もどんどん大きくなります。
「借金があるらしいし、財産は要らない」
と、相続放棄をするにも、家庭裁判所に申立をするにも同様に膨大な戸籍を集める必要があり、制度上自分だけで書類が集める事ができない場合があります。
そこで専門家にお願いする事になりますが、自分にプラス財産は貰えないのに、さらにお金を払うのか？という微妙な空気になったり・・・
このようなトラブルを見越して、本人が生前に遺言書を遺してあれば、手続が軽減されるケースもありますが、借金があるような場合は、本人も生前に遺言書を遺す可能性は低いので、なかなか解決が難しいですね・・・
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